すぐれた技術力をいかすには、それを確実に製品としてカタチにする高度な製造技術や、的確に対応する設備が必要です。私たちは、最大3,000トンまでの負荷がかけられるプレス機を筆頭に、最新・精鋭の機器ばかりを自社工場内へ完備。創業以来45年もの歳月をかけて磨き上げてきた独創の製造技術をもって、製造力強化に向けて強力にバックアップしています。また、鉄道車両の前面マスクなど、強度とともに流麗なデザインと多岐にわたる要求スペックを満足させた物づくりを展開し、多品種少量の製品には、独自のハンドレイアップ法を実施。さらに人造大理石浴槽の量産技術として中温成形法(電鋳工法)を開発し生産効率を大幅に高めています。DCPDでは熱硬化性樹脂でRIM成形法により極めて短時間で大型・複雑な医療機器部品の生産を可能しました。カーボン製品ではカーボンプリプレグを用いたオートクレーブ工法によりディフューザーなどの自動車部品、新幹線先頭連結器カバーの鉄道車両、航空機部品を造出しています。また、プレス製品では、自社内のインプラントで製作するTMCをプレス成形にて製品化する一貫生産体制も実現。美しく完成度の高い製品を、次々にスピーディに生み出しているのです。とくに最近は、製品個々の品質とともに、デザイン面での微妙なニュアンスの違いまでも要求される時代。FRPとともに歩み、長年培ってきた私たちの多くの経験が、製品のディテールにまで存分に発揮できる時代の到来といってもいいでしょう。